Spiced* Latte: 料理男子と人魚の訪問

少年が学校から帰宅したら、ハウスボートには誰もいない上、
冷蔵庫の作り置き料理が何も無かったので、
今夜の晩御飯は、少年に作ってもらうことにしました。

最近は、料理も出来る男の子が人気ですもんね( ´艸｀)

今夜はベジタブルスパゲティだよー。

ふーふー。
ちゃんと味見もするよ。

お料理してる間に、窓の外も、かなり日暮れてきました。

その頃のライアン。

ダイビングスポット付近に泊めてあるハウスボートに向かって
帰宅途中です。

まあ、この人は帰ってきても、料理スキルが無いので
どうにもならないんですけどね（＾＾；

ぐつぐつ。
お鍋で、ベジタブルソースを煮ております。
おいしくなーれ。

と、ここで少し時間を巻き戻しまして･･･

この日、船長さんとライアンは、委託販売店に行ってたのでした。

自作のシャークス・ベイ委託販売店ですが、
結構、なんだかんだで立ち寄ることが多いんですよね( ´艸｀)

ダイビング中に獲れた魚を委託するのはもちろん、
ここには、これが置いてあるので。

宝石カットマシンです。

シュノーケル中って、宝石をコンスタントに見つけますよね。
それを加工して、少しは家計の足しにしようというわけですｗ

それにしても、いつ見ても、大きな塊だわ（＾＾；

宝石カットの回数をこなせば、出来るようになるカットが増えて、
値段も上がるのですよね。

以前は、エメラルドカットしか出来なかった船長さんが、
オーバルカットも出来るようになってたー。

ということで、石を放り込んで、加工してみると･･･

オーバルカットのエメラルドが出来上がりです。

ん？
背後にいる人たちが何か文句言ってるんですが･･･

委託販売員のカーミナさんと、バリスタのゴーゴリくんが
二人そろって、「宝石カットマシンうるさい」マークを出してましたｗ

ゴーゴリくん、そんなに離れてても、聞こえるなんて、
あの宝石カットマシン、よっぽどウルサイんだね（＾＾；

お詫びも兼ねて、バリスタでお食事します。

うまうま。

食べてる最中に、船長さんの委託品が売れたお知らせが来ました。

タコ２匹（杯？）、お買い上げありがとうございます～( ´艸｀)

元のお値段はどちらも400台だったと思うので、地味に小金を稼いでおります。

その頃、ライアンも、シャークス・ベイ委託販売店に到着しました。
早速、委託をお願いしようとしたんですが･･･

なに、この手錠アイコン（＾＾；

（こんな格好してるなんて、どこかの脱獄者かしら）
とかって、委託販売員のカーミナさんに思われてる？

そして、激しくブーイングされてましたｗ

一応、お客さまなのに、なんてことをｗｗ

（このしばらくあとで、リゾートに泊まったときも、ライアンだけ、
従業員のお姉さんからブーイングされてたんですよね（＾＾；
何か、パラダイス島で、この男の悪いうわさでも立ってるのかｗ）

なんでブーイング受けたか、さっぱり分からないまま、
（とりあえず、委託品は預かってくれました）
ライアンも、手持ちの宝石をカットです。

がこん、とな。

カットされた出てきた宝石を見たときのシムの顔が
とっても嬉しそうで、こんな笑顔、他ではなかなか見れないな、っていう。

光かがやくエメラルドの出来上がり～。

船長さん、そんなところにいたのね（＾＾；
そりゃ、頭の真後ろでギーギーやられたら、うるさいわｗ

･･･と、この日、委託販売店では、こんなことがありまして。

そのあと、ライアンと船長さんは、それぞれ帰宅の途についたのでした。

でも、船長さんのヨットは低速安全航行なので、夕方になってもまだ、
ハウスボートにはたどり着かず。

結局、出来たて、ほかほかのベジタブル・スパゲティは、
少年一人で食べることに。
（ライアンはまだお腹空いてなくて、体力も残ってたので、ハウスボートの
周辺でシュノーケリングちう）

その夜、エデン号に、一人の訪問者が。

夕方からシュノケちうだったライアンが、そろそろ体力も尽きかけてきたので、
ハウスボートに戻ろうとすると、玄関に誰か立ってる。

ライアンが海の中でお知り合いになった、４人目の人魚、
ミアさんでした。

ようこそ！

人魚が自ら遊びに来てくれたのは、初めてですー。

「ハウスボートって、もっと小汚いものかと思ってましたけど、
意外とピカピカで、綺麗なんですね」

うん、まあ、もっと綺麗で豪華なハウスボートもあるんだけど。

この前、ハウスボートに泥棒が入ったときの話を自慢げにするライアン。

「･･･で、泥棒を撃退して、放り出してやったんだ！」

「あらまあ！」

うん、（船長さんが）泥棒撃退したね。
爆睡体質のあんたは、その前も後も、ぐーすか眠ってたでしょーがｗ

サメも怖いよね～、っておしゃべりしてる様子。

二人で、シャカブラってる所に、ようやく船長さんのご帰還です。

「ん？　人魚のお客さんか？」

船長さんも、トリトン・キングに遊びに来てもらってよ。

この日は、もう、二人とも体力ゼロに近かったので、
ミアさんを、家の中にお招きすることなく、帰って頂いたのですが･･･

数日後、そのミアさんから電話がかかってきました。